小澤弘昌の私設民俗資料館
(静岡県清水町の灌漑用水を中心とした民俗と歴史)
柿田川(泉川)


湧き間(ワキマ)。ここが柿田川(泉川)の水源。現在の第
1展望台から撮影。


1と同じように第1展望台付近から撮影した写真。ワキマ
はオカマ(お釜)とも呼ばれた。かつて釜で湯が沸騰するよ
うに水が湧きわき出ていたところから、そう呼ばれていた
た。また、底なし沼のようになっていると言われ、一度、こ
こにはまると抜け出せないと言われた。20年ほど前は、こ
の付近まで下りることができた。


第2展望台付近のワキマ。第2次世界大戦末期、海軍工
作学校が設置された際、水道を同校にまで敷くために、こ
のようにボーリングされた。この時の水道管が戦後、当時
の清水村の各家が水道を敷くときに使用された。


沼津市泉水源地。現在、ここには柿田川用水のポンプも
置かれている。


昭和20年代に管理人の亡父が撮影したと思われる。そ
の当時の柿田川西岸(八幡)。このときはまだ柿田川は泉
川と呼ばれていた。水が吹き出しているところがよくわか
る。八幡の人々はお盆の際の精霊流しや、ハマオリ(浜降
り)が行われた(小澤弘昌所有)。


柿田川の東岸。ここは泉郷の人々の入会地(共有地)であ
った。明治以降、分割された。この付近は映画のロケ地で
もあった。


川船(昭和50年代)。この川船で肥料となる川草を採取し
た。


昭和20年代に旧柿田橋付近で撮影されたもの。(古泉榮
一氏所有)
丸池用水の協同慣行へ
小浜用水・箱根用水の協同慣行へ
ホームへ